難だ躁躁

躁状態で書いた日記を公開する羞恥プレイをしています。

King Crimson "Doctor Diamond"に寄せて

最近、King Crimsonへの依存度合いが異常なほどになってきています。自分はDavid Crossの神経が擦り切れそうな演奏が好きなので、1973−74あたりのライブ音源を聴きまくっています。(他のどの年代の編成も好きですが)

するとよく耳に入るのがこの”Doctor Diamond”です。73年のライブではこれが最初に入って、Lark's tongues in aspic part1→MC(休憩)みたいな流れが多いですね。

結局アルバムには入らず未発表になりましたが・・・若干Easy Moneyと被るからかなぁ?後にMonkey BusinessというCDでスタジオ盤に近いものは出ています。

ともあれ自分はこの曲をとても気に入りました。

歌詞がばらばらで早口なので73年当時のものがわからないんですよね〜ネットに乗ってるのはどれも上記のCDのバージョンです。

詞の主体は地下鉄の運転手。

"Chaos in the street, to me it's all the same"

彼は時間だけを守って進み続けます。彼が対話をする相手は、 電車に乗ってくる他者ではなくて、「アンダーグラウンド」そのもの。

"Riding into smoky dark, where you are mine, and I am yours."

(自分にはそうは聞こえないですが)最後の歌詞です。地下に長く居ると、梅田地下街とか歩いてても思いますが、主体感が薄れてきます。自分がこの空間全体に漏れ出して、他者との距離も感じられなくなります。

以下がそういう感覚を描いてみた絵です。製作期間:思い立ってから2日。初めてアクリル絵の具を使いました。電車に乗り込んでくる人、行く先。重なって自分が前に進むのか、後ろを向いているのかわからなくなります。

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アンダーグラウンド・トレイン』 2018年5月